My Hair is Bad(マイヘア)カモフラージュ歌詞の意味を考察！

My Hair is Bad（通称：マイヘア）の「カモフラージュ」について歌詞の意味を考察します。

5thアルバム『angels』の収録曲になります。

アルバム最初の曲で、疾走感のある気持ちの良い曲です。

My Hair is Bad(マイヘア)カモフラージュ歌詞の意味

第一に、曲名となっている「カモフラージュ」の意味からチェックしておきましょう。

カモフラージュ

　① (━する) 軍事施設、兵器、軍艦、車両、兵員などに迷彩や木の枝をつけるなどの擬装を施して、敵の目をくらますこと。また、その装備。迷彩。

　② (━する) 様子を変えて、本当の姿、心情を悟られないようにすること。人目をごまかすこと。

日本国語大辞典より

今回は②の意味が参考になりそうです。では早速解説していきます！

My Hair is Bad(マイヘア)「カモフラージュ」意味・解釈

そう　愛だったんだって気づいたんだ　直感で分かったんだ　僕のアンサーは優しさはだけだった

もっと遊んでいよう　来週は三人で海に行こう　今の若さが羨ましくなるまで

出典:カモフラージュ　作詞作曲:椎木知仁

「愛とはなにか」を自問自答したときにその答えは「優しさ」だと気づいたようです。

「三人」というのはバンドメンバーの3人のことのように思えます。バンドメンバー3人で遊んで楽しもうということのようです。

もしくは「愛」ということに重きを置くならば、男女3人かもしれません。

早朝の匂い　騒々しい報道のニュース　教会の上に光った銀色の十字架

川沿いに立った火ばしら　ミファを失ったピアニカ　裏庭に落ちた稲妻

出典:カモフラージュ　作詞作曲:椎木知仁

一転して景観の描写が続きますが、これは僕自身の心の中にあるいろいろな気持ちを表しているのかと考えられます。

落ち着いていたり、うるさかったり、はたまた悲しかったり、怒りの気持ちがあるような描写のように思えます。

引用で印をつけた部分は韻を踏んでいます。耳心地がよい歌詞も椎木さんらしいです。

もう心が宇宙に気づいたんだ　そうするとどうだろう　帽子が飛ばされた

出典:カモフラージュ　作詞作曲:椎木知仁

「宇宙」を「そら」を読んでいることからも、リアルな宇宙ではないですね。

前述したようなさまざまな感情を乗り越えて、開放的な気持ちになったということのようです。

そう　天に昇っていこう　いつだって叶うとイメージして　僕らのナンバーは“333”なんだ

もっと繰り返そう　来年もあの初詣に行こう　昔の若さが微笑ましくなるまで

出典:カモフラージュ　作詞作曲:椎木知仁

「333」という数字は単純に曲冒頭の3人の解釈、さらにエンジェルナンバーと結びつけることもできるかもしれません。

エンジェルナンバーとは「天使からのメッセージが込められている数字」のことで、「333」には「才能が開花する」というメッセージや恋愛的なものであれば「出会いが近い」というメッセージがあるそうです。

ですから、ここは「何度も初詣へ行き（＝毎年ともに年を越して、一緒に年を取って）、一緒に思い出を作ろうよ」という友情的な、はたまた恋愛的なメッセージにも受け取れます。

愛称に愛情が芽生えてくるまで　輝いていたいなら自由でいて

代償も迷走も必要なかったね　星に選ばれた

出典:カモフラージュ　作詞作曲:椎木知仁

愛称というのは、あだ名とかニックネームですよね。苗字で呼ぶのとは親密度が変わってきます。「親密になるためには、取り繕うことなくありのままでいて」という意味でしょう。

「星に選ばれた」という部分から、「運命的な出会い」というニュアンスが感じ取れます。

青春だったんだ　いつだって終わって気がついた　思い出はあの頃の今だった

龍を宿していよう　いつだって思い通りでいよう　本当はいつまでも　　

出典:カモフラージュ　作詞作曲:椎木知仁

「龍」は縁起がよいイメージですが、実際に龍は風水においては「全ての運気が上昇する」とされています。そんな「龍を宿していよう」という歌詞からも、

「実際の青春は終わってしまったかもしれないけど、前向きに今この瞬間を楽しもう。」

と意気込んでいます。

そう　愛は感情じゃないと気づいたハートが　潤って乾くことがないことを教えてくれたんだ　

もっと笑っていよう　来週も来年も再来年も　僕らはいま誓おう

いくつになっても心は自由であることを

出典:カモフラージュ　作詞作曲:椎木知仁

「愛は感情じゃないと気づいた」という部分から、難しく考える必要なんてないと開放感で満ちています。

そして最後では「何歳になっても心は自由で素直でいよう！」と宣言しています。

まとめ

今回はMy Hair is Badの「カモフラージュ」について歌詞の意味を考察しました。

考察自体、正直ぼんやりとしてものになってしまったかもしれませんが、少しでも解釈の参考にしていただければうれしいです。

「カモフラージュ」では「３」という数字やスピリチュアル的なワードが印象的です。これらが解釈の幅を広げているように感じます。

友情的な解釈をすれば、「（バンドメンバー？）3人で楽しく過ごそうぜ！」になりますが、「愛」というワードも出てきますので、恋愛的解釈のほうが色濃く出るようにも思えます。仮に恋愛的解釈とすれば、三角関係の3人のなかの1人の感情を歌っているのかもしれません。

ここで曲名の「カモフラージュ」の意味に戻ると、「心情を悟られないようにすること」とあるので、三角関係という考えは濃厚かもしれませんね。

（ちなみに「自由な心でいたい！」という曲は「子供になろう」でも歌われています。ぜひチェックしてみてください。）